『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

Netflixドラマ「ウィッチャー」シーズン1の3話の感想

Netfilxオリジナルドラマです。視聴にはNetflixに入会する必要があります。

ネタバレあります。ご注意を!

 

元は小説です。

 

ゲームにもなってます。神ゲーです。

 


・現代編のあらすじ
リヴィアのゲラルトはどこかの娼館で3日3晩娼婦を抱き続けていましたが、お金が払えず愛馬のローチを人質に取られてしまいました(笑)。
相棒を救い出すお金を稼ぐために、娼婦から聞いた怪物の噂を手がかりにテメリアという国を目指します。

 

テメリアは極寒の小国。

炭鉱で生計を立てる貧しそうな土地です。
もう何年も狼男の怪物が暴れまわり、王は城を放棄し、大勢の住民が犠牲になっているのに手を打とうとしないので民衆の怒りは爆発寸前になっています。
テメリアの国境には「臆病な王と狼男が支配する地へようこそ」と皮肉が掲げられているほど。

 

家族を失った炭鉱夫たちが集会を開き、武装蜂起の相談をしています。
ゲラルトがそこに現れるのですが、本来ウィッチャーの登場を歓迎するはずの炭鉱夫たちはなにやらケンカ腰です。
なんでも以前にウィッチャーが来て大金を支払ったのに、狼男を退治せずに金を持ち逃げしたそうです。
ゲラルトは同業者の不義をわびると同時に大幅な値引きをしました。


そこへ国王の兵隊を率いた貴族がやってきて集会の解散を命じました。そして兵士たちにゲラルトを国境まで送るよう命じます。事実上の国外退去処分です。

 

ところがゲラルトを連行していた兵士たちが次々に意識を失いました。
雪のなかに姿を現したのは女魔法使いトリス・メリゴールドです。

この国を救うために3か月前に魔法院から派遣されてきたトリスはゲラルトにこの騒ぎの詳しい内容を話し、協力を頼みました。
依頼は怪物を殺すことではなく、助けることでした。

 

じつは怪物は狼男ではなく、べつのなにかなのです。ゲラルトの前に来たウィッチャーは金を持ち逃げしたのではなく、そのなにか、に殺されていたのです。


何年か前に死んだ王女アダ(王の妹)は妊娠していてその胎内にいた子どもが怪物化した、とトリスとゲラルトは予想します。

犠牲者たちの死体検分の結果、怪物はストリガだと判明しました。

ストリガは呪いによって生まれる怪物です。つまり、だれかが王女アダに呪いをかけて殺したのです。

 

トリスとゲラルトはこのことを王に報告しました。
ただの怪物騒ぎではなく、王族の殺人事件でもあったのです。

しかし王は妹が殺されたと聞いても反応を示しません。ところが、ゲラルトがアダを妊娠させた男の話をふると、急に態度を硬化させました。
ゲラルトは王が近親相姦の結果、妹を妊娠させたのだと確信しました。
怪物は王女さま――王の娘だったのです。王が怪物を退治しない理由はそれだったのです。

 

ゲラルトは放棄された城を調査しました。
アダの寝室を捜査した結果、容疑者が浮上しました。炭鉱で兵士を率いていた貴族です。
ゲラルトがその貴族を問い詰めると、貴族は呪いをかけたと白状しました。

アダを愛していたため、不純な王を罰するために、旅の女魔法使いから教わった呪いをかけたそうです。

 

旅の女魔法使い、イェネファーかな?

 

満月の夜、呪いを解くチャンスです。
放棄された城に突入しようとするゲラルトを王と兵隊が止めようとしますが、結局、入場を許可しました。

ゲラルトが金のために怪物を退治しようとしているのではない、と感じたためです。


ゲラルトがこの件に執着する理由は「呪いをかけられた王女」が怪物になったからです。

つまり1話に出てきたレンフリと同じ境遇です。思いのほかゲラルトはレンフリのことが心の傷になっているようです。


今度は救えるかもしれない、というかすかな希望のために命を懸けようとしているゲラルトの覚悟を感じ取った王は、ゲラルトが城内に入ることを許可しました。

 

秘薬で肉体を強化したゲラルトはストリガと激しい戦いを繰り広げます。
殺せばいい、という戦いではありません。朝が来るまでストリガを城内から出さないのが呪いを解く条件だからです。殺しても殺されてもいけないというのはかなり困難な戦いでしょう。


肉弾戦ではさすがのウィッチャーも怪物に不利、魔法も駆使してなんとか時間を稼ぎます。
朝が来てストリガは人間の少女に変わりました。呪いが解けたのです!
めでたしめでたし!


と思いきや、ゲラルトは少女に首筋を噛みちぎられてしまいました。姿が変わっても心はまだ怪物のままだったのです……。
あ、アダに呪いをかけた貴族は戦いの前にストリガに殺されました(笑)。

 

トリスの治療のおかげで目覚めたゲラルトは、金をもらってそそくさと出ていこうとします。
王は、あの貴族が命と引き換えに狼男を退治した、と国民に発表したそうです。

また、人間に戻った王女は修道院に贈られたそうです。まあ、現状は獣同然ですから、しつけないと社会では生きていけないでしょうしね。
トリスは、他の人間なら王女を殺すしかできなかっただろう、とゲラルトを称賛しました。
トリスはゲラルトになにか特別なものを感じたのか、運命の話を語りました。

 

ゲラルトの運命であるシリラは、なにかに呼び寄せられるように死体だらけの平原を横切っていきます。
友人のダーラの呼びかけにも反応しません。

平原にはだれもいないのに、ダーラが横切ろうとするとどこからか矢が飛んできました。魔法の矢でしょう。
ダーラが撃たれてもシリラはまったく気にしません。
歩き続け、怪しげな森の前で立ち止まったのでした。

 

 


・過去編のあらすじ
やはりイェネファー編はかなり過去ですね。
魔法院のお偉方は、新人魔法使いをどの地域に派遣するか話し合っています。
シントラ王国は最近王女キャランセが正式に後継者に決まったそうです。

キャランセは1話で死んだシリラの祖母で、あの時点でシントラ女王でした。ゲラルト編より数十年前の世界でしょう。


イェネファーは本人の希望通りシントラに派遣されることが決まりかけていたのですが、ストレゴボルが異論をはさみました。
シントラはアンチエルフの傾向が強いのに、エルフの血を派遣するのはいかがなものか、と。


イェネファーの秘密を知らなかった魔法院は色めき立ち、派遣先をニルフガードに変更してしまいました。

 

どうやら魔法院に入会するにはお偉方の前でセックスしてみせないとダメなようです(笑)。
イェネファーとイストレッドは熱烈な騎乗位を披露します。腰の動きが早まり、イストレッドがイクと同時にみなさん拍手されました(笑)。エヴァンゲリオンかな?

 

と、イェネファーとイストレッドは仲良くセックスしていたし、またやろうねーなどとイチャイチャしていたのですが、その直後、あの派遣先の変更です。


イェネファーは当然裏切られた怒りをイストレッドにぶつけます。どうしてもニルフガードではなくシントラに行きたかったようです。
ストレゴボルに逆らえない玉無し野郎のイストレッドに見切りをつけて、自分の力で運命を勝ち取ることに決めました。

 

イェネファーは高須クリニックじゃなくて先輩魔法使いに頼んで、美容整形の魔法をかけてもらうことになりました。
その魔法は材料に本人の子宮?かなにかを使うので、子どもを産めなくなるしたいへんな苦痛を伴うそうです。

しかし、イェネファーはこの魔法を耐え抜き、自らが望む美しい姿を手に入れました。


新たに手に入れた武器を携えて魔法院主催の舞踏会に乗りこむと、シントラ国王に「ヴェンガーバーグのイェネファーです」と挨拶しました。
ヴェンガーバーグはシントラの領土らしいので、シントラ国王にとってイェネファーは領民です。
すでにシントラ国王はイェネファーの美しさにメロメロになっているので、派遣先の変更は確実でしょう。

 

※追記

イェネファーの希望はエイダン国でした。

ヴェンガーバーグもエイダン国でしょう。訂正してお詫び申し上げます!

 


・感想
速報:イェネファーが整形美人だった!!!

 

それはともかくついに怪物要素がふんだんに盛り込まれた神回でした。
アダにかけられた呪いを教えたのがイェネファーだったのかも、みたいに匂わせていましたが、なんか違う気がします。


小国の王族に悪さするのはリターンがしょぼいというか……過去のイェネファーの野心はもっと大きなものを目指している感じでしたから。
あいかわらず魔法院のわけのわからなさが絶妙にファンタジーでよかったです!

 

大人イェネファーのえっちなシーンはこの神ゲーでたっぷり見れます!