豚のクソでも食ってろ!
2018年日本映画。ジャンルはクライムサスペンス。
監督は「凶悪」などの白石和彌。
主演は役所広司。
ネタバレは、食らわないほうがいいんじゃないでしょうか。サスペンスなので。
でもそれほど神経質になる類のものじゃないと思います。
なお残虐描写、エロ描写がてんこ盛りなので、ご注意ください。
・序盤のかんたんなあらすじ
昭和63(1988)年広島。
広島県警呉原東署に配属された若手刑事の日岡(松坂桃李)は、刑事二課に配属される。
刑事二課は、暴力団犯罪を担当する部署である。
日岡は先輩の大上刑事(役所広司)とコンビを組むことになった。
コンビは激化しつつあった五十子会と尾谷組の抗争を抑えるべく、捜査を開始する。
日ごろから縄張り争いでシノギを削る2組織だが、今回の抗争の直接の原因となっているのは、尾谷組のフロント企業である呉原金融の経理担当者の行方不明事件に、五十子会が関与しているのではないかという疑いだった。
報復したがっている尾谷組を抑えるために、大上は事件の早期解決を約束する。
そうして大上と日岡は、五十子会への捜査を開始するのだった。
ところで、大上は二課のエースで優れた刑事なのだが、彼には重大な問題があった。
ヤクザからの収賄、不法侵入、暴力行為、放火、拷問などと警察官にあるまじき違法捜査が多く、しかも五十子会と癒着して尾谷組の不利益になる行動ばかりしているのではないかという噂まで囁かれている。
日岡は大上の行き過ぎた捜査に反発するのだが、結果的に大上のプランどおりに捜査が進展してしまうので、反発しつつも手腕を認めざるを得ない。
ただ、大上にはたったひとつ、絶対に看過できない噂が付きまとっていた。
それは、14年前に五十子会のために尾谷組の幹部を殺害した、というものだった……。
――ネタバレ注意!――
大上やりすぎ度☆☆☆☆☆
はっきり言ってただの凶悪犯罪者です。
残虐シーンをふんだんに提供してくれるので、グロ好きには神でしょう。
出演者の意外な豪華度☆☆☆☆☆
役所広司、松坂桃李、江口洋介、滝藤賢一、石橋蓮司、ピエール瀧、伊吹五郎、真木よう子、中村獅童……
ほんのチョイ役でしか出てないひともいます。
恐るべきことに、エンドクレジットを見るまで竹野内豊が出てたことに気づきませんでした。
昭和の広島の魔界度☆☆☆☆☆
憶測ですけどたぶん「仁義なき戦い」と「アウトレイジ」をオマージュしてます。
といってもナレーションの感じとバイオレンス描写がうっすらと似てるなって程度です。
白石監督の「凶悪」や北野監督の「アウトレイジ」が好きなひとにはおすすめです。
管理人自身はあまりヤクザ映画は得意じゃないのですが、本作はとても楽しめました!