『ものがたりいちば』

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アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」7話の感想

ネタバレあります!ご注意を!

 

 

今回ヴァイオレットが派遣されるのは、有名な劇作家のところです。
公開恋文で有名になったおかげでヴァイオレットには各地から指名が入るようになったようです。


にしても、ま~だ少佐の死を伝えてなかったんですねホッジンス!
何年引っ張るつもりだよwwww
たまにはおまえも成長しろ!


ヴァイオレットが向かったのは、湖のほとりに建つ別荘です。


わたしは絵のことはぜんぜんわかりませんが、湖に反射する風景の描写とか複雑すぎて絶対やりたくありません……。

クリエイターのみなさんには頭が下がります。


それにしても劇作家といえば言葉のプロ、なぜ代筆が必要なんでしょうか?
答えはアル中だからでした……。


酒の飲みすぎで手が震えてタイピングできないので、自動手記人形(ドール)が必要なのです。
つまり純粋な代筆です。


酒浸りで部屋が荒れすぎてて仕事にならないので、ヴァイオレットの最初の仕事は掃除でした。


そのつぎはお使い。
そのつぎは料理です。


「メイドじゃないんですけど……」
などと不満を漏らしつつもヴァイオレットはてきぱきと仕事をこなしていきます。
てきぱきとまずいメシを作ります(笑)。


以前のヴァイオレットなら「業務外であります」で突っぱねてたでしょうから、変化していますね。
成長と呼んでいいのかどうかはわかりませんが……。


というわけで、ようやく仕事に取り掛かりました。


戯曲は「精霊使いの少女が使命を果たし、父の待つ家に帰る」という内容です。
しかし「使命を果たすと同時に精霊の力を失ってしまうのでどうやって帰るのか」という部分で行き詰っています。


作家のひらめき待ちで暇していたヴァイオレットは、かわいい傘を見つけて広げました。


かわいいものに興味をもつレベルにまで情操教育が進んでいるんですね。
けれども、それを見た作家が激怒してしまいます。


なんでもその傘は若くして亡くなった娘のお気に入りで、勝手に触れてほしくなかったそうです。


自分のもとを去ってしまった娘を題材にして今回の戯曲を書いているようです。
だから絶対に主人公は帰ってこなきゃだめなのです。
せめて劇のなかくらいでは……。


それを聞いたヴァイオレットは涙を流しました。
他人の話を聞いて泣いたのは初めてです。


共感や感情移入は高度な精神作用なので、これはもうふつうのひとと近い感受性をもっている証拠です。


なんとしても物語を完成させるためにヴァイオレットは奮闘します。
劇作家の死んだ娘はヴァイオレットに似ていたそうで、作家はそこから着想を得ました。


ヴァイオレットは傘の力を借りて湖のうえを歩きます。
烈海王かよwww
15メートルまでなら可能ッ!!!


無事に戯曲が完成したので、ヴァイオレットは帰路につきました。
帰りの船のなかで、ヴァイオレットは激しく動揺します。


他人に共感できるふつうの感受性をもったということは、過去に自分が殺害したひとのことを思いやれるようになってしまったということでもあります。


自分の手がどれほど血に塗れているのか理解してしまったのです。
罪悪感の芽生えですね。


激しい後悔に苛まれながら航海を終えた(激ウマギャグ)ヴァイオレットは、懐かしい人物と再会しました。
後見人のエヴァーガーデン家の奥さまです。


奥さまはヴァイオレットが順調に生活できているのを見て「亡くなったギルベルトも浮かばれるわね~」と安心します。


あちゃ~!
ついにホッジンスがひた隠しにしてきた事実をヴァイオレットが知ってしまいました!
どうすんのホッジンスさぁん!?