『ものがたりいちば』

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アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝―永遠と自動手記人形―」の感想

ネタバレあります!ご注意を!

 

 

ヴァイオレットはドロッセル王国の全寮制寄宿舎女学校に派遣されました。


今回の仕事は王国を代表する大貴族ヨーク家の令嬢イザベラに淑女としての教養や礼儀作法を教える家庭教師役です。


もはや自動手記人形(ドール)要素ぜんぜんねーwww


イザベラはなんとボクっ子です!
なんだかツンケンした性格で、ヴァイオレットとの間にも壁を築きます。


ヴァイオレットはこの気難しいお嬢さまの侍女として3か月間1つの部屋で寝起きして教育を施すのです。


貴族のお嬢さまたちの女の園では、美しく、なにをやっても完璧なヴァイオレットはすぐにお姉さまポジションとして憧れの的になります。


学園にはランカスター家という大貴族の令嬢もいます。
ヨーク家とランカスター家とか薔薇戦争起こしそう(笑)。


すでにヴァイオレットがドールとして仕上がっていることと、学園内で公開恋文の話題が出ていたことから5話の後~10話までのどこかの時期のようです。
後々、戦後約1年ということが明らかになります。


なにをしても完璧にこなすヴァイオレットを見て、イザベラはコンプレックスを抱きました。


それにしてもおかしいのは、いかにヴァイオレットが優秀とはいえ、貴族の子女に教養や礼儀作法を教えるのは不自然という点です。


いくら少佐に教えられたのだとしても、そのくらいのことは大貴族家に育てば必修科目のはずですから。


なにも元孤児で軍人上がりのヴァイオレットから教わる必要などないはず……。
そこに今回の不自然な依頼の秘密があるようです!


授業の描写で生徒たちが人差し指で挙手しているシーンがありました。


戦後のヨーロッパでは日本みたいな指を揃えての挙手は、ナチス式の敬礼を思い起こさせるとして禁止になったそうです。
それで人差し指で挙手するようになったそうです。


ということはこの世界にもナチスドイツみたいなファシズム国家があったんですかね?

ライデンだったりしてw

少女兵を戦わせてたし。


イザベラは気管支に持病があるらしく、夜せき込んで眠れずに苦しみます。
ヴァイオレットが眠らずに一晩中看取ったことで、イザベラは心を開きました。
なかなかのチョロさですw


心を開いた途端イザベラの態度はそれまでとは一変、急にベタベタし始めますw


いっしょに風呂に入ることを要求したり、ベッドインしたりお互いの髪をいじりっこしたりします。
ヴァイオレットもまんざらではないようで、2人は友人として親しくなっていきます。


そして、教育期間が終了し、イザベラは貴族の令嬢として舞踏会に無事デビューしました。
これにてヴァイオレットの任務も終了です。


去り際のヴァイオレットにイザベラはドールとしての代筆を頼みました。
手紙の相手は孤児院にいる幼い妹です。


妹が孤児院に?

貴族なのにどうしてかな?


じつは、イザベラはもともとエイミーという名の孤児だったのです。
ヨーク家当主の落とし子です。


実の父からはほったらかしにされ、愛人だった母が死ぬとイザベラは孤児として貧しい暮らしを強いられました。


苦しい生活の最中、同じく親に捨てられたテイラーという幼子を引き取り、育てることにしたのです。


しかし、そのとき政略の駒としてどこかの貴族に娶らせるためにヨーク公が急遽迎えに来たのでした。


イザベラが貴族の子女として教育を受けていなかったのはこれが真相です。
卒業したらすぐにでもどこかの貴族と結婚させられるようです。


テイラーにきちんとした生活と人生を与えるために、エイミー(イザベラ)はヨーク公の言うとおりに生きることにしたのでした。


ヴァイオレットの代筆した手紙はベネディクトの手によってドロッセル王国の管理する孤児院に届けられました。
このひとの配達管轄どうなってんの?w


まだほとんど言葉も話せないほど幼いテイラーには手紙に書かれたことの意味はわかりませんが、それでも姉のエイミーからの手紙ということはわかったようです。

 


3年後――
赤毛の少女がライデンのCH郵便社を訪ねてきます。


少女はヴァイオレットに会いに来たのでした。
まだ舌足らずで、天真爛漫な少女はテイラーと名乗りました。


ヴァイオレットは3年前、イザベラから事情を聞いて「なにか困ったことがあったら自分を訪ねてきなさい」という手紙をテイラーに送っていたのです。


テイラーはそれを伝手にやってきました。
来訪の目的は郵便社で配達人として働くためです。
えぇぇ……この子、字も読めないんですけど……。


この申し出にはヴァイオレットだけでなくホッジンス社長も困ります。


かつて空気の読めなかったヴァイオレットが率先してブラック労働を行い、郵便社の評判を下げようとしたときにもホッジンスはそのことに敏感でした(笑)。


へたすりゃ未就学児みたいな幼女を働かせたら、せっかく何年か積み上げた郵便社の評判はガタ落ち、倒産まっしぐらでしょう。


困ったことがあったら訪ねてこいと言ったのであって、困ったことをしにこいとは言ってません……。


ホッジンスは断ろうとするのですが、ヴァイオレットが珍しくごり押しします。


ヴァイオレットにとってテイラーの姉イザベラは唯一の友人。
しかもイザベラたちの境遇や関係性を自分と少佐の関係に重ね合わせているので、他人事ではないのです。


唯一の友人って、ルクリアとか社のみんなはどうなるんだ?という疑問も起こりますが、ルクリアは同期、社のみんなは同僚です。


純粋な意味での友人といえばイザベラだけという認識なのでしょう。
代筆料金を受け取らなかったのも、顧客にしたくなかったからです。


というわけで、テイラーとヴァイオレットに懇願されてホッジンスが折れます。
しかし、押し付けられるのは配達人部門のベネディクトです(笑)。


いちおう、テイラーが字を読めないことが判明してからは、ヴァイオレットも読み書きを教えたり、配達に同行したりするのですが、初日はみんなベネディクトに丸投げでした(笑)。


とはいっても、さすがに孤児院と連絡を取って送り返すまでのお仕事体験みたいなものですが……。


変わり映えしない配達業に飽き飽きしていたベネティクトはテイラーになぜ配達人『なんか』になりたいのか、と尋ねます。


テイラーの答えはシンプルでした。
配達人は「幸せを運ぶから」です。


3年前、姉と引き離されて孤児院で寂しい日々を送っていたテイラーに姉からの手紙という「幸せ」を運んできたのがベネディクトでした。


そういえば、外国にまで配達する仕事が「変わり映えしない」というのは変わった感性の持ち主だと思います(笑)。


というわけで師匠扱いされてしまうベネディクトでした。


文字がある程度書けるようになったころ、ヴァイオレットがテイラーにイザベラへの手紙を書いてみたら?とすすめます。


この世界のひとはなにかあるとすぐに手紙を書くことをおすすめします(笑)。
それがテーマですからね。


いざ書いてみたはいいものの、イザベラは行方不明でした。
どこかの貴族に嫁いだらしいということまではわかっているのですが、どこに嫁いだのかわからないのです。


そんなバカな(笑)。


えーと、ヨーク公としては政略結婚の駒にしたものの、出所の怪しいイザベラのことはなるべく知られたくないというところですかね?


そんな扱われ方してる娘と結婚するのは相手方の貴族も嫌でしょ(笑)。


政略結婚は大々的に宣伝して、両家の同盟関係をアピールするのも目的の1つだと思うんですが……。
だいたい社交界に奥方を連れていけない貴族って……なんなの……?


この大陸の貴族社会の複雑さはともかく、イザベラ大捜索作戦の開始です!
やるのはベネディクトだけですけど(笑)。


ドールに家庭教師やらせたり、配達人に探偵やらせたり、もはや郵便社の定義が不明になってまいりました。
これもホッジンスがちゃんとしてないからだな!


多少の苦労はあったものの、なんだかんだで優秀なベネディクトは、ヨーク公がひた隠しにしたイザベラを発見しました。


というわけで、テイラーとベネディクトで配達に行くことに。
また国外への配達……代わり映えしかない仕事じゃないか!


貴族の領地で聞き込みをしたところ、領民にもイザベラの存在はひた隠しにされているようです。
なんかもう哀れすぎます……。


しかし優秀な探偵である(!?)ベネディクトには奥方の行動などお見通しです。
ベネディクトはイザベラが散歩するのを見計らって、手紙を渡しました。


手紙を受け取ったイザベラはテイラーが幸せなのを知って喜びます。
そのために人々から存在を消される人生を選んだのですから……。


ベネディクトとテイラーは無事配達を終え、帰路につきました。
っておい、帰るの!?
会っていかないんか~い!?


テイラーは1人前の配達人になって自分で手紙を届ける!と決意しているようです。
何年後だよw
会えるときに会っとけよw


テイラーはエヴァーガーデン家の養子になって成長したら郵便社で働くそうです。
ミスだらけのホッジンスが社長をしているかぎり、そのときまで社が続くかどうかはわかりませんけどね……。


というかエヴァーガーデン家の奥さま都合よくつかわれすぎ~w

 

ここで疑問なのは、ヴァイオレットが、なぜいちおうは同僚になったはずのテイラー(しかもただの幼女)をいつまでもテイラー『様』と呼んでいたのかということです。

 

ヴァイオレットは、同僚に『様』づけはしません。

あくまでそれは顧客や身分の高い人物にだけつける呼称です。

客でもなんでもない孤児院の子どもに『様』は必要ないでしょう。

 

わたしが思うに、今話のどこかの時点でヴァイオレットはエヴァーガーデン家の奥さまに、テイラーを養子にするように働きかけたのではないでしょうか?

そして、奥さまからOKをもらっていたのではないでしょうか。

 

それなら話がわかります。

 

ヴァイオレットはあくまでエヴァーガーデン家の名目上の被後見人という立場ですので、貴族ではありません。

 

しかし、テイラーが正式にエヴァーガーデン家の養子になるとすれば、平民のヴァイオレットとは身分が違うことになります。

 

戦争で跡継ぎを失ったエヴァーガーデン家は、ヴァイオレットを養子に取ろうとしましたが、本人がそれを望みませんでした。

 

というか、空気読まずにガン拒否しましたw

このままでは奥さまが亡くなれば、エヴァーガーデン家は消滅します。

 

空気というか他人の感情をすくいとれるようになったヴァイオレットは、奥さまの親切心を拒否したことに罪悪感を抱いていたのです(たぶん)。

 

そういうわけで、ヴァイオレットは最後までテイラーに『様』づけをし続けたのでした(たぶん!)。


配達人が運ぶのは「幸せ」と思いだしたベネディクトは、自分の仕事へのやる気と誇りを取り戻しました!


まあ訃報も運びますけどね(!)。
おそろしい借金の督促状とかもね……おねがいだからもうゆるして!


個人的事情はともかく!

 

電波塔の建設が着実にすすみ、街灯はガス灯から電球に切り替わり、女性が結婚後も働き続けるという新時代の到来を感じさせるなか、一生邸宅に閉じこめられて暮らすことを選んだイザベラの献身が印象的なエピソードでした!