今回は会話メインなので原作消化率が低く、27巻の3分の1程度だと思います。
目次です。好きなところから読めます。
ヒィズルとの交渉
エレンの「戦え、戦え」という独り言を中二病キラーのハンジさんが咎めます。
なんでそんなことを言ったのかと4年前にもやったようなイジリをいれるのですが、エレンは乗ってきません。
ハンジさんとしても本題の前フリに過ぎないのでイジリ方が中途半端です。
話は2年前にさかのぼりました。
2年前すでに友好国となっているヒィズルから特使が派遣されてきました。
アズマビト家のキヨミ様です。
キヨミ様はミカサがヒィズル国の将軍家の末裔だと告げました。
な、なんだってーーーー!!!
ミカサは徳川家の子孫だったのか(笑)
キヨミ様の口ぶりだとヒィズル本国では将軍家は御家断絶していて、ミカサが唯一の生き残りっぽい感じですが、巨人大戦で敗戦国になったとき極東軍事裁判でマーレに戦犯として処刑されたのでしょうか?
ヒィズルが世界の風潮に反してエルディア国の友好国になったのは君主を処刑された恨みもあってのことかもしれません。
ジークをパラディ島に迎え入れる作戦に協力する見返りに『氷爆石』の採掘権を与えるという交渉が始まります。
氷爆石は急に出てきた単語なんですけど、フリッツ王家の地下隠れ家にあった石ですかね?
交渉の場でキヨミ様は舌なめずりをしてお金大好きアピールをしますが、原作漫画ではヨダレを垂らしていたのでまだお上品になったほうです(笑)
このアニメシリーズは原作に忠実にやることを心掛けているように思えるのですが、さすがにヨダレはないと思ったのでしょうか(笑)
キヨミ様はジークの提案を代理で伝えに来たようです。
1、地鳴らしを限定的に行って世界をビビらせる
2、世界がビビっている間にエルディア国を近代化して軍備を増強する
3、ヒストリアがジークを食って子どもを産むマシーンになること
エレンはこのヒストリアに犠牲を強いる戦略に反発しました。
2については原作では世界の軍備に追いつくまで50年かかると言われていましたが、その言及がありませんでした。
なにか今後ストーリー変更があるからカットしたんでしょうか?
ところで、ヒストリアの耳の形がかなり独特なのが気になりました。
王家の耳ってやつかな?
回想シーンが終わると現在に戻り、ハンジさんはエレンが2年前にあれだけ反対していたのに、ジークの案に乗ったことについて質問を投げますが、エレンは逆に他のやり方があったのかと質問し返します。
まあ質問というか、他のやり方などないという断定みたいなものですけど。
憲兵団幹部の飲み会
マーレ産のおいしいワインをがぶ飲みしながらお偉いさんたちが愚痴をこぼしています。
当初の予定ではジークを手に入れたらすぐに巨人にしたヒストリアに食わせるつもりだったのですが、ヒストリアが妊娠してしまったせいでその計画が潰れてしまったそうです。
寿命を縮めたくないヒストリアに入れ知恵をしたのはイェレナだと疑っています。
鉄道敷設の思い出
また回想シーンです。
エレンが提案してみんなで鉄道敷設の工事をやっていますが、巨人になってやったほうが早いんじゃないかと思いました(笑)
ハンジさんとリヴァイがやってきてヒィズルに他の国との橋渡しをしてくれるよう頼んだ件が断られたと報告されます。
調査兵団団長自ら下っ端に報告にきてくれるとは(笑)
団長と兵長以外の階級がよくわからないんですけど、ヒィズルとの外交交渉の場にも参加していたのでエレンたちは兵団ではけっこう上の階級なんでしょう。
なにしろ中堅クラスはみんな死にましたから……。
ハンジさんはヒィズルがエルディアとの貿易を独占したいから他国との橋渡しを断ったのだと分析していますが、のちのちこの分析は的外れだったことが判明します。
ヒィズルは橋渡しをしたくてもできない事情があったのです。
そろそろエレンの巨人を継承する者を決めておく必要があり、ミカサやジャン、同期の仲間たちが全員立候補します。
しかしエレンはみんなに長生きしてほしいからだれにも継がせたくないと告げるのでした。
現在に戻って、エレンを除いた同期の仲間たちが密会しています。
ハンジさんと同じく仲間たちもエレンが変わってしまったことを懸念しています。
とくにコニーはサシャが死んだときにエレンが笑ったことを怒っています。
このままエレンのことを想像で語り合っていてもしょうがない、とアルミンはエレンと直接対話することを提案するのでした。
まとめ
前回あたりからシーンの順番がかなり原作とは異なっています。
今回はエレンが2年前と変わったことを描くことに集中した構成になっていました。
いろいろとカットされたセリフがありましたが、ほとんどはこれまでに説明されたことと重複する内容のものでした。
今回の一番の変更点はキヨミ様のヨダレでした(笑)