アマゾンプライムオリジナルビデオです。
目次です。好きなところから読めます。
グズミンとは?
NYに住むマギーは大学卒業後、書評ブログを運営していますが、まだ仕事にはつなげられていません。
ある夜デートの帰りに自宅マンション近くまで送ってもらったマギーはデート相手の男性に路上でキスを求めます。
通行人がバンバン通っている場所なので、男性は「君の家の前でいいだろう?」と困惑します。
しかしマギーには自宅の前でキスしたくない事情があったのです。
原因はグズミンでした。
そうこうしているうちにマンションの近くまで来てしまい、そこで男性はマギーにキスをします。
それを見ていたのが、マギーのマンションのドアマンであるグズミンです。
マギーはグズミンのいったいなにを恐れているのでしょうか?
キスシーンを目撃したグズミンはタクシーを呼び、2人のそばで停めさせます。
帰れってことですね、このドアマンお節介だぞ?
男性はマギーに電話すると約束して去っていきました。
グズミンは男性が電話してこないと予告しますが、デートが好感触だったのでマギーはその予告に反発します。
ところが、電話どころかメッセージへの返信すらありませんでした。
マギーはグズミンの人を見る目に驚きます。
じつはグズミンは一目見ただけでその人がどういう人間かを見抜く魔法的な能力を持っているのです。
1発屋テッド
つぎのデート相手はイケメンのイギリス人テッドです。
デートの感じがよかったので、マギーはテッドを自宅に招きました。
翌朝、寝ているマギーのために朝食を買いに出るというイケメンプレイをしたテッドはグズミンと気さくに会話します。
グズミンのテッド評が気になるマギーが質問すると「頭が空っぽの1発屋」という返答。
それからしばらく経ったある日、グズミンがマギーの様子がおかしいと心配しました。
マギー自身には心当たりがなかったのですが、なにしろあのグズミンの言葉ですから無視するわけにもいきません。
1つの可能性を思いついたマギーは薬局に走ります。
買ってきたのは妊娠検査薬――判定結果は陽性でした。
さすが1発屋テッド(笑)
テッドのことを愛してないし、子どもを産みたくないと泣くマギーにグズミンは短絡的に結論を出すものじゃない、と暗に子どもを産むことをおすすめします。
グズミンのアドバイスは絶対なので、マギーは子どもを産んでシングルマザーとして生きる気になり、テッドにそれを伝えました。
心温まるオチ
それからもグズミンは母子のことを見守り続けましたが、ある日変化が訪れます。
マギーに文芸雑誌から書評家として働かないかというスカウトが来たのです。
念願叶ったりというところですが、その仕事場はLAにあるのです。
NYを離れたくないと相談するマギーに、グズミンはLAに行くべきだとアドバイスするのでした。
5年後――マギーは再びNYに戻ってきました。
交際している男性もいっしょです。
グズミンのテストに合格しなければいけないと緊張する男性にグズミンは一瞬で「合格」を出しました。
話してもいないのになぜわかるのかとマギーに問われたグズミンは、
「君の目を見ればわかる。最初から男なんて見てないよ」
と答えました。
なんとグズミンは魔法使いではなかったのです!
付き合う男性のことも妊娠したときも仕事のためにLAに行くべきかどうか相談したときも、すべてグズミンはマギーの本心を読み取って迷いを断ち切る手助けをしていただけだったのです。
そんなことができるのも、いつもマギーを温かい目で見守っていたからでした。
( ;∀;)イイハナシダナー