映画「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」 金曜ロードSHOW! ネタバレあらすじ感想
2019年アメリカ映画
監督:J・J・エイブラムス
主演:デイジー・リドリー
前作エピソード8がかなりつまんなかったのでスターウォーズに見切りをつけたため、今作は公開時、劇場に観に行きませんでした。
日テレさんありがとー!
目次です。好きなところから読めます。
序盤のあらすじ
30年前スカイウォーカー親子に敗れて死んだはずだったシスの皇帝パルパティーンが生きていました!
ポーとフィンは『ファースト・オーダー』に潜むスパイと接触し、パルパティーンが大艦隊『ファイナル・オーダー』を建造中と知ります。
ファーストの次がもうファイナルってずいぶんせっかちだな!
ファイナル・オーダーが完成すれば銀河は終わりなので止めに行く、といういつものスターウォーズ展開です。
パルパティーンが潜む惑星エクセゴルは銀河の未知領域にあり、そこへいくには『ウェイファインダー』というマジックアイテムが必要になります。
そこでジェダイの騎士レイとポーたちはその手がかりがある砂の惑星パサーナへ向かいました。
パサーナでは原住民がお祭りをやっています。
楽しい祭りになごむレイですが、急遽シスの暗黒卿カイロ・レンからフォースチャット(笑)が入ります。
そして原住民からもらったお土産をフォース物質転移(驚愕)で奪い取られ、あっという間に居場所がバレました(笑)
すぐさま追手が送られてきましたが、レイたちはランド将軍に助けられます。
過去シリーズの登場人物っぽいですが、覚えてません……。
手がかりを求めて砂漠にやってきたレイたちは流砂に飲まれて地下に落ちてしまいます。
なんか過去作(EP2かな?)にありましたね、こういうシーン。
地下には手がかりを持つとされたオーチという人物の死体がありました。
ちなみに観ているときはずっと『王子』と聞こえていたので「どこの王子なんだろう?」と疑問だったのですが、オーチの聞き間違いでした(笑)
オーチはウェイファインダーのありかがわかりそうなマジックアイテムを持っていました。
たらいまわしかよ!(怒)
しかし、そのマジックアイテムにはシスの古代語でヒントが書かれていたので、C3POでも解読できません。
解読できないというか、シスの古代語を翻訳することをプログラムで禁止されているので、レイたちに教えることができないのです。
というわけで、ポーの知り合いの闇の修理屋のところへ行くことになりました。
またたらいまわしかよ!(怒)
ついでに、地下にいた傷ついた巨大な蛇をレイがフォースの力で癒すというとってつけたようなシーンがありました。
物質転移のほかにホイミ癒しの力まで!?
この世代のジェダイはただの魔法使いですね~。
―――ネタバレ注意!―――
たらいまわしは続くよどこまでも
地下から脱出したレイたちはオーチの宇宙船を修理して次の目的地、惑星キジーミへ向かうことにしました。
乗ってきたミレニアム・ファルコンはおそらくカイロ・レンに接収されているからです。
出発間際、レイはふらふらとどこかへ歩いていきます。
そのおかげでレイを探しに行ったチューバッカが帝国軍打消しオーダーのトルーパーに捕まってしまいました。
レイが砂漠をぶらついていた理由はカイロ・レンのプレッシャーを感じていたからです。
まさしく戦闘機に乗ったカイロ・レンが現れました。
カイロ・レンの特技はフォースチャットとフォースストーキングですから(笑)
レイが戦闘機をたたっ斬りましたが、カイロ・レンは無傷です。
チューバッカを乗せたオーダーの輸送船が飛び立ったので、レイはフォースで引きずりおろそうとします。
ところがカイロ・レンも同じくフォースでそれを阻止しようとします。
まるでオモチャを奪い合う子どものようです。
むきになってつい力がこもったレイの手から電撃が放たれて輸送船は大爆発を起こしてしまいました。
でん、げき、だと……?
それはかつてあの人物が得意とした無限のパワー、フォース・ライトニングアレにそっくりです。
逃げだしたレイは自分がチューバッカを殺してしまったと嘆きますが、チューバッカみたいなマスコットキャラの死を喜ぶファンはいないので、製作者が絶対に死なせません(笑)
ということで即チューバッカの生存が描写されます。
そんな裏事情を知らないレイたちは、悲しみを胸に抱いて次なる目的地キジーミに到着して、闇の修理屋と接触します。
どうやらポーの元カノのようです。
C3POからシスの古代語のデータを取り出すには、記憶メモリーを消去する必要があるそうです。
仲間と過ごした大切な記憶がすべて失われてしまうのです……。
しかし今は銀河の危機なのでC3POはさくっと仲間たちとの別れを済ませ、初期化されました(笑)
ようやくたらいまわしの終着点ウェイファインダーのありかが惑星エンドアの『海の月』にあることが判明します。
ところが、カイロ・レンのデストロイヤーがキジーミの上空に出現しました。
カイロ・レンお得意のフォースストーキングです(笑)
ポーたちはとっとと逃げようとするのですが、レイがデストロイヤーの内部にチューバッカの存在を感じ取ってしまったため、急遽救出作戦が発動されます。
ポーの元カノからもらったフリーパス(笑)でデストロイヤーに侵入したレイたちは二手に分かれます。
レイはチューバッカが持っていたマジックアイテムの回収、ポーたちはチューバッカの救出です。
チューバッカを救出したポーたちはトルーパーに追いつめられるのですが、オーダーに潜んでいたスパイに助けられ、デストロイヤーに格納されていたファルコン号に乗りました。
いっぽうマジックアイテムを回収したレイは、ま~たカイロ・レンとフォースチャットに興じます。
もはや思念で会話しているのか、実際に会っているのかわからないほど2人の意識は強く結びついています。
スマホ時代に1人きりになれる場所などないというメッセージでしょう(笑)
フォースチャットのおかげで、レイがデストロイヤーにいることを知ったカイロ・レンは戻ってきて驚愕の真実をレイに告げました。
なんとレイはシスの皇帝パルパティーンの血を引く孫だったのです!
さらに、レイの両親はパルパティーンに殺害されていたのです!
な、なんだってーーーーーーーー!!!
エピソード8で示された、レイは両親はべつにジェダイでも何者でもなく、レイはレイでしかないという話がなかったことにされてしまいました。
やっぱあの作品観る必要なかったんだな(笑)
悪の血の継承者だったことに激しく動揺するレイでしたが、迎えに来たファルコンに乗りこみました。
たらいまわしの夜明け
インターステラーに出てきた惑星っぽい環境の海の月についたレイたちはレジスタンスの協力者である地元民と合流して、ついにウェイファインダーのありかを突き止めました。
海の月に墜落したデススターの残骸廃墟にあるのです。
しかし、海の月の海は荒れていて、翌日まで船を出せないそうです。
というわけで、レイはまた単独行動します(笑)
荒れた海を突っ切って、デススター廃墟に突入し、ついにウェイファインダーを手に入れました。
すると、当然の権利のようにカイロ・レンが現れ、ウェイファインダーを奪われます。
またおもちゃの奪い合いの再開、ラウンド2ファイト!
かと思いきや、カイロ・レンはいきなりウェイファインダーを破壊するという身も蓋もないプレイに走ります。
ぶちぎれたレイは怒り狂ってカイロ・レンに襲いかかりました。
2人は一進一退の斬りあいを続けますが、そこに急遽レイアからカイロ・レンにフォースチャットが入ります。
おばあちゃんもスマホを使いこなす時代ですから(笑)
その隙をついてレイはカイロ・レンの腹をセイバーで貫きました。
最後の力を使い果たしたレイアはひっそりとお亡くなりになります。
レイははずみで刺してしまっただけでカイロ・レンを殺すつもりなどなかったのです。
なにしろ自分を認めて鍛えてくれたマスターレイア(ジェダイじゃない)の実の息子ですから……。
でもだいじょうぶです!
この世代のジェダイはベホマ回復魔法が使えますからへーきへーき。
というわけで、レイはカイロ・レンを癒して、彼の宇宙船を奪ってどこかへ去りました。
ご都合主義じゃありませんよ?
ちゃんと事前にどうでもいい蛇の傷を癒すという伏線シーンを見せましたから。
伏線(笑)
1人取り残されたカイロ・レンは父親のハン・ソロの霊体と会話します。
もはやジェダイじゃない連中も平然とインターネットフォースの恩恵にあずかるのがスマホ時代です(笑)
これまでなにをしたいのかぜんぜんわからなかった(しいていうならレイのストーキングw)カイロ・レンは、ハン・ソロのアドバイスで目を覚ましてシスの象徴である赤いライトセーバーを捨てました。
いっぽうレイはルークが潜んでいた惑星にワープしてやけくそになっています。
やけくそになった理由は、自分がパルパティーンの後を継いで暗黒の玉座に座っている未来が見えたからだそうです。
というわけでルークの霊体が現れて、どれだけ疲れてもSNSをやめてはならないジェダイとして銀河を救えと諭しました。
すぐに立ち直ったレイは、カイロ・レンの宇宙船にあったウェイファインダーの示す座標――惑星エクセゴルにルークの宇宙船で向かうのでした。
これにてたらいまわしは終わりです!
シリーズの総決算、最終決戦!
レイとはぐれたポーとフィンは、レジスタンスのアジトでルーク・スカイウォーカーの宇宙船の信号をキャッチします。
その船に乗っているのがレイだと確信したポーたちはレジスタンス全機に出撃命令を出します。
エクセゴルから全銀河に出撃しようとしていたファイナル・オーダーの艦隊はとてつもない数でした。
レジスタンスはなんとか止めようと奮闘しますが、しょせんこれはジェダイとシスの代理戦争ですから、レイがパルパティーンに勝たないかぎり、なにをやっても負け確定です。
そのレイはパルパティーンと対峙しています。
パルパティーンはレイこそがシスの正当後継者と定め、自分を殺させることでシスの新たなる皇帝に変えようとしているのでした。
パルパティーンを殺したら自分がシス化してしまう、自分が殺されてもジェダイがいなくなっていまい、シスの勝利。
レイは完全に詰んでしまいました。
もうだめだぁ・・・おしまいだぁ。
ただ、忘れてやしませんかね、改心したもう1人のジェダイの存在を!
カイロ・レンがエクセゴルの最深部に突入してきますが、さっきライトセーバーを捨ててしまったのでトルーパーにボコられます(笑)
その気配を察したレイはフォース物質転移の魔法でカイロ・レンにセーバーをプレゼントします。
これもご都合主義じゃないですよ?
ちゃーんと砂の惑星で伏線(笑)を見せましたから!
合流した2人の若きジェダイですが、あっという間にパルパティーンにやられました(笑)
しかし、レイはSNSフォースを通してあらゆるジェダイたちの言葉を聞き、覚醒します。
ルークとレイアの2本のライトセーバーで、パルパティーンのフォース・ライトニングを跳ね返して完全に消滅させました!
ここでレイがシス化しなかったのは、パルパティーンを殺したのはレイではないからだと思われます。
パルパティーンは跳ね返された自分の無限のパワー(笑)で自殺したのです。
そういうことにしておきましょう。
シスの歴史を完全に銀河から消し去ったレイですが、消耗が激しく、死にました。
でもだいじょうぶ!
カイロ・レン改め、ベン・ソロがレイにザオリク癒しのフォースを使って蘇らせたのです!
ですが、傷を癒すのではなく生き返らせる代償は重く、ベンは死んでしまいました。
でもだいじょうぶ!
ジェダイに返り咲いたベンはフォースの導きによって宇宙と溶け合って永遠の命を得たのです。
ベンはついでにジェダイではない母レイアの遺体も消してジェダイOB会に連れていきました。
どんだけ図々しいんだよ(笑)
レイはレジスタンスのアジトに帰還して、ポーやフィンと再会してめでたしめでたしです!
ラスト、名前を尋ねられたレイは『レイ・スカイウォーカー』と名乗りました。
血にこだわったパルパティーンの呪いを、レイは見事に振り切ったのです。
シスが血脈にこだわるという話は今回初めて聞きましたけど(!?)。
これぞスカイウォーカーの夜明け!!!
まとめ感想
前作EP8よりはマシ度☆☆☆☆☆
あくまでマシというレベルです。
たらいまわし度☆☆☆☆☆
スターウォーズとは、物語とはそういうものです!
ですよね……たぶん。
伏線(笑)度☆☆☆☆☆
物質転移と回復魔法をクライマックスで使うために挿入されたシーンの浮きっぷりがすごかったです。
ご都合主義がバレバレでしょ、あれじゃ(笑)
とにかくEP8よりはマシだと思いました!
最後にもう一度、日テレさんありがとー!