『ものがたりいちば』

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アニメ「呪術廻戦」シーズン1 20話『規格外』ネタバレあらすじ感想

 

バトルが中断することが多いアニメの感想です!

 目次です。好きなところから読めます。

 

東堂の術式とは?


本気を出した花御(はなみ)に対して東堂も本気を出して術式を使うことにしました。
親友(笑)の虎杖に「俺を信じて止まるな!」と言ってから、2人で突っ込みます。
虎杖に攻めを指示したので、この時点では防御系の術式かなと思いました。
半分当たりで半分外れでした。


走り始めたとたん、花御が地面にしかけていた罠に引っかかって東堂は投げ飛ばされます。
そしてその軌道上には剣山のような尖った木の罠が!
前の19話とちがって今度は近くに虎杖がいないので、空中で軌道を変える術がありません。


東堂アウト!
弱すぎるんだけどwww


と思ったら、なんと木の剣山に貫かれたのは花御自身でした。
東堂の術式は相手と自分の位置を入れ替えるものだったのです。
ゴレイヌさんかな?
そういえば交流会が始まったときにそんなことを匂わせていましたね。

 

 

入れ替え術式の強み、呪言との比較


強制的に位置を入れ替えられてしまうと、飛び道具や遠距離攻撃系をすべて自分で食らってしまうので相手としてはなかなか厄介です。
呪力的には格上と思われる花御にも問題なく効いていることから、狗巻の呪言のように格上相手には呪力消費が増えるというような欠点もないようです。


呪言はその欠点がなければ文句なしで最強の術式だったでしょうけど、その欠点が致命的すぎるゆえにかなり弱い部類の術式に格下げせざるを得ません。
なにしろ狗巻が五条さんに「止まれ!」の術式を使ったら、一発で呪力を使い果たして自分が即死しそうですから(笑)


とはいえ、そのくらいの制限を付けとかないと「くたばれ!」かなにかの即死系連発で全解決してしまうので、能力バトル漫画にならないから仕方ありません。
あまりにも強すぎる能力者はなにかと理由をつけて退場させられるのが能力バトル漫画の常道なので、狗巻ファンはむしろ呪言が弱いことに安心しているでしょう(笑)

 

 

東堂、ハメ野郎だった(怒)


入れ替えによって遠距離攻撃を封じられた花御は近接戦闘を強いられます。
東堂と虎杖の入れ替えを駆使した攻撃に一方的に殴られてしまいます。
2人の体格差がちがうので、ガードの位置がずらされること、そして前からの攻撃か後ろからの攻撃かでも選択を迫られます。


これは格闘ゲームにたとえると、中下段の二択と表裏の二択を毎回同時に仕掛けられている状態で、とても不快な攻撃ですね。
わたしはこういうことを何度もやられるとあっという間にグツグツきて台パンしてしまいます(笑)
がんばれ花御!
ハメ野郎どもに負けるな!


さらに黒閃を初成功したことで虎杖がゾーンに入り、黒閃を連発してくるのも花御に不利です。
東堂がバトル中で解説する暇がないので、突然出てきた七海がどこかのカフェでぶつぶつ独り言をやって解説を務めてくれましたw


入れ替えを発動するためには手を叩かなければならないので、花御は東堂よりも虎杖の攻撃を優先してガードしようとしたのですが、手を叩くだけで入れ替えを発動しないというフェイントに引っかかってしまいました。
見ているだけでグツってきたので、そろそろハメやめてもらっていいですか?(笑)


遠距離攻撃を封じられ、近接ではハメられ、手の打ちようがなくなった花御は奥の手である吸呪の種子を飛ばしました。
花御との位置入れ替えで虎杖を逃がした東堂は呪力を全開にさせてガードしようとします。


しかし、そこで急に学園ドラマみたいな妄想が始まり、東堂は種子が呪力で強化される性質に気づきました。
その間0.01秒、とかどっかの漫画で見たことがあるセリフいただきます!
とっさに呪力をゼロにすることで、種子飛ばしにも対処してしまいました。


もう花御には有効な攻撃手段が残されてません。
すると、花御は地面に手を当てて、周囲の樹木から生命力を吸収し、呪力を高めていきます。
辺りの樹木や草花がみるみるうちに枯れていっちゃいます……。


おいこら、樹木を痛めつけるから人間を滅ぼすと決めたやつがなにしとんねんw


しかし、これも憎き人間たちを倒すための尊い犠牲ですから、致し方ありません。
愛する樹木や草花を大量に枯らしてまで、東堂が警戒するほどの強力な呪力を身につけた花御ですが、この強化は無駄骨に終わります(笑)


突然、帳が上がったのです。
空中に謎のイケメン呪術師が浮いているので、この人物が帳を解除したようです。

 

 

『規格外』な五条


だれだこれ、と思ったら目隠しを取った五条さんでした。
はい、ゲーム終了!
五条さんには太刀打ちできないと判断した花御は即座に逃げることに決めました。
樹木や草花のみなさん、ただの無駄死にwww


いっぽう、一瞬で各地の戦況を把握した五条さんは呪詛師と戦っている京都校の学長に加勢することを選び、ワープしました。
ワープもできるのかよ、なんでもありだな!


五条さんの出現を脅威に感じた学長が「殺すな!」と釘をさしました。
殺しはしませんでしたが、呪詛師は両手両足をねじ切られてしまいます。
わーグロいー。


おそらく五条さんが特級と戦っている虎杖たちを救うことよりもこちらを優先した理由は、敵とつながっているのが学長ではないかと踏んだからでしょう。
学長が口封じのために呪詛師を始末するのを阻止するために乱入したのだと思いますが、学長自身が「(尋問したいから)殺すな!」と言ったので、この予想は外れたことになります。


学長は容疑者から外れましたので、順当なところだとお金大好き発言をしていたお姉さん、大穴だと生徒ですかね。
なんか他にも新キャラの呪詛師が出てきましたが、五条さんを見て即おかえりあそばされました(笑)


呪詛師を瞬殺した(殺してない)五条さんは、花御が撤退しようとしている気配を感じますが、追撃するには距離が離れすぎています。
『ワープすればいんじゃね?』


とわたしも思いますが、おそらくワープには「障害物がないこと」という条件があるのでしょう。
空中から地上へなら自由にワープできますが、木が生い茂っている森の中での地上対地上のワープは不可能、というわけです。


『じゃあもう1回空中に浮いてからワープすればいいんじゃね?』
とわたしも思いますが、はいこの話ヤメヤメ!
今回は五条さんがいかに『規格外』かを視聴者に印象付ける話なので、ワープばっかじゃダメなんです!


というわけで五条さんは2つの異なる性質の呪力を合体させて、強力な術式を放ちました。
地面が深くえぐれるほどの超絶威力、長射程、到達速度、どれをとっても『規格外』のインチキみたいな術式です。


わたしが応援していた花御も消し飛んでしまったようで残念です。
なにより気の毒なのは無意味に生命力を吸われて枯らされたうえに、わけわからん衝撃波で吹っ飛ばされた樹木や草花のみなさんです。
完全にもほどがある無駄死にでしたので、ご冥福をお祈りいたします(笑)
絶対呪いになる案件でしょこれw


じつはこの派手な襲撃は陽動だったようで、学園のどこかの施設を真人が襲いスクナの指を強奪したことが描かれ、終わりです。


五条さんの『規格外』の実力を見せつけることで、虎杖の急成長によるインフレ感を抑えられるいい構成だと思います。
帳強制解除、飛行能力、ワープ、最強遠距離攻撃、これに比べれば黒閃連発(笑)ですから。
以上です!