『ものがたりいちば』

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アニメ『戦闘員、派遣します!』シーズン1 3話「正しい塔の攻略法」ネタバレあり、あらすじ感想

 

戦闘員と言いつつ指揮官のアニメの感想です。

 目次です。好きなところから読めます。

 

【この軍やばない?】


前回、戦闘員6号率いる遊撃隊は、魔王軍の補給部隊を殲滅しました。
今回は軍議からです。


王やティリス王女の他、将軍や参謀などグレイス国軍の重鎮が勢ぞろいしています。
まず第1の議題は、魔王軍が全軍撤退した件についてです。
本隊同士の戦いでは勝っていた魔王軍が撤退したのか、みなさん不思議がっております。


6号が「補給部隊を叩いたからだ」と言ってもお偉方はピンときません。
参謀どころか将軍まで「補給部隊をやられた程度でなぜ撤退するのだ?」とボケをかまします。
前回スノウから「国軍の幹部は腐りきっている」と内情が明らかにされましたが、腐っているというより単純に無能揃いのようです。


現に魔王軍は本隊ではなく補給部隊に大幹部である4天王の2人を配置していたので、補給の重要性を理解していました。
そこまで重視していた補給物資が失われたので撤退する、という当たり前すぎる結論なのですが王国の騎士団にはそれが理解できる人材がいないようです。
とはいえ王や王女は6号の遊撃隊の戦果を認めました。


次の議題はグレイス王国に伝わる「魔王の脅威に襲われたとき、選ばれし勇者の手に印が発生して、国を救う」という救世主伝説についてです。
それを聞いた6号が自慢げに手のアザを見せつけますが、ただの即死級の毒虫に刺された痕でした(笑)
この惑星に来た時にアリスに免疫注射をしてもらったので助かったようです。
すでに勇者の紋章はティリス王女の兄王子に出ているそうです。

 

【作戦会議】


6号とアリスは遊撃隊のロゼ(人造キメラ:食った生き物の特徴を受け継ぐことができる)にバッタを食わそうとします。
秘密結社、怪人、といえばバッタのあいつが天敵ですからね。
ロゼが昆虫食をものすごく嫌がったので、バッタはお預けになりました。


話はロゼの過去に移行します。
じつはロゼは自分を造った錬金術師のおじいちゃんの記憶しかなく、そのあとアーティファクトのなかで眠っているところを発見されたのです。
錬金術師はなんでも作りだせる賢者の石みたいな鉱石の研究をしていたそうです。
今後の伏線かもしれませんが、今回は関係ありません。


6号は異世界に来ていろんな女の子に出会ってからずいぶん経つのにエロイベントがぜんぜんないことを不満に思っています。
2話でおもむろにスノウの乳を揉んだ件に関しては記憶からなくなっているようであります。


ただあれは能動的に起こしたものであって、どうやら6号は意図しないラッキースケベを渇望しているようです。
毎日、廊下の曲がり角で待ち伏せをしているそうですが、ぜんぜん発生しなかったとのこと。
待ち伏せたら能動的になっちまうと思うんですが(笑)


さて、そんな6号とアリスのもとをスノウが訪れ、再び軍議の呼び出しをします。
王子勇者は『ダスターの塔』というダンジョンを攻略しにいって、塔の最上階を守る『力のギル』と『知のリスタ』に敗れたそうです。
全面撤退させたとはいえ、彼我の戦力差は否めないので、王国軍は守勢には回れません。


そこで早期に戦争終結するために、魔王城攻略のカギとなる秘宝が安置されているダスターの塔を全軍で攻略することになります。
しかし、相手は伝説の勇者を破ったギルとリスタです。
将軍は前回の戦いで戦果をあげた6号に作戦を聞きました。


すると6号は「火攻めにする」と自信満々に提案します。
ダスターの塔は石造りなので、1階で火を焚いて上層階にいる魔王軍を一酸化炭素中毒にする作戦ですが、「さすがに騎士団としては卑怯すぎる」ということで却下されました。
というわけで、とくに策もなく正面から全軍突撃することになったのです。

 

【ダスターの塔攻略戦】


昼頃から本隊の突撃が始まりましたが、6号たち遊撃隊は動きません。
「すげえ強え勇者を倒すようなやつら相手に正面からいくのは怖いだろ」とお茶の準備をする6号に反発したスノウは本隊に合流してしまいます。
しかし6号の見立て通り、夕方になっても戦局は好転せず、スノウも疲れ果てて帰ってきました。


日が落ちたところでいよいよ6号が動きだします。
地球から取り寄せた杭打機で塔の外壁に足場を打ち、そこを最上階まで登っていくシンプルな作戦です。
騎士団と魔王軍の激しい戦いの音で杭打機の音がかき消され、途中までは順調に登っていけました。


ところが、昼間の戦いで握力を消耗していたスノウがサスケみたいな乳酸地獄に陥って杭をつかめなくなってしまいます。
危うく落下死するところでしたが、6号がなんとかつかみ上げて背中におんぶしました。
ご存じのとおりスノウは巨乳なので6号念願のラッキースケベイベント発生です!


そのまま最上階まで登ると、指揮官のギルとリスタは油断してもう勝ったかのようにふるまっています。
「勇者を倒して騎士団を撃退したとなれば4天王の座も夢じゃない、なあ兄弟よ!」
と、どうやら公私ともに仲がよいご様子。
そうとなれば「2人の絆を利用する」作戦に決まりです。


6号はさっそくリスタを吹き抜けに蹴り落としましたが、リスタは手すりにぶら下がって耐えました。
あとは石ころを手にして「おまえが攻撃したらこれを相棒に投げつけるぞ!」とギルを脅し、みんなで投石攻撃して倒します。
遅れて戻ってきたリスタも同じように瀕死のギルを人質に取って、目的の秘宝を譲り渡すように取引しました。


こうして6号たち遊撃隊はまたしても大戦果をあげたのでした。
石を投げられて倒されるやつに倒された勇者の強さにはかなり疑問が残る結果となりました(笑)


その夜、王都はダスターの塔攻略成功にわきます。
6号の部屋を訪れたスノウが戦果への報奨金と給金の入った袋を渡してきました。
まあまあ大きめな袋にぎっしりと金貨が詰まっています。
一般家庭が1年間遊んで暮らせるくらいの金額とのこと。


1家族が本気で遊んで暮らしたらどれくらいかかるのかわかりませんが、とりあえずPS5くらいは買えそうです(売ってればの話w)
本編終了後に「日本円にして数百万円相当」と言ってたので、PS5をたくさん買えそうです(売ってればの話w)


このフェアな論功行賞に、今まで安月給でこき使われてきた6号は「キサラギのスパイをやめてこの国に骨をうずめる!」と言いだし、アリスに止められました。
報奨金はアリスにも支給され、アリスは「人から評価される喜び」をかみしめるのでした……。

 

力のギルと知のリスタは4天王より格下だったようなので、次回以降に登場するであろう勇者がどのツラ下げて登場するのか楽しみです(笑)
以上です。