感動のフィナーレを迎えた(迎えてない)アニメの感想です。
【あらすじ】
前回、魔王軍がグレイス王国の王都に攻めてきました。
スノウを始めとして、騎士団所属のロゼやグリムも城内の守備につきます。
魔王軍はゴーレムを前面に押し出して城外の守備隊を圧倒し、あっという間に城門を破ってしまいました。
グリムの呪いやロゼの炎ブレスとかでなんとか食い止めようとしますが、四天王『炎のハイネ(魔導石がないからたいしたことない)』に加えて、もう1人の四天王『地のガダルカンド』が出現したため、苦戦を強いられます。
ガダルカンドは「コメディアニメなのにグリムを問答無用で殺害した前科がある」ガチでやばいやつなので、スノウは震え上がります。
劣勢を悟ったグリムとロゼは「6号のところに行ってティリス王女を守ってやって」とスノウを逃がそうとしました。
前回は「危なくなったら逃げる!」と宣言していた2人のこの自己犠牲に胸を打たれたスノウはある決意をします。
いっぽう、王城ではティリス王女と6号が騒いでいました。
6号とアリスが王女を連れて逃げようとするのですが、国を捨てて逃げることを王女が嫌がっているのです。
騎士団と魔王軍が乱戦中で混乱している今こそが、民衆に紛れて逃げる最後のチャンスなので、6号は強引に王女を運び始めます。
そこにスノウがやってきて「グリムたちが危ない」と告げました。
6号とアリスが無視して逃げようとしたので、スノウは「助けて隊長!」と頭を下げます。
さらにスノウが前回追い出したことを謝罪し、全財産あげてもいいと必死に頼むので、ようやく6号は承諾しました。
「今から城門に走っても間に合わない」、ということで王城のバルコニーから対物ライフルで狙撃することにしましたが、悪行ポイントが足りません。
寂しい夜に、つい、エロ本を買って消費してしまったのです。
これはしょうがないです。
誰にも責める権利はありません。
6号は足りない悪行ポイントを稼ぐために王様をボコりに行こうとしますが、さすがにそれはコメディアニメ的にまずいだろうということになってスノウが別の案を出します。
「人の嫌がることをすればいい」と知ったスノウは「胸を揉むなりなんでもしていいから!」とセクハラ人間に言ってはいけないワードランキング1位を言ってしまいました。
セクハラ野郎の6号にとってはうれしいはずですが、性的なことに興味津々のお年頃の王女、「はよやれ」と煽るアリスのせいで恥ずかしくなってしまいます。
おまけにスノウ自身がその気になってるっぽいので、むしろロマンス的な雰囲気になってしまい、ますます恥ずかしくなります。
しかも本人の合意があるので、そもそも監査AIが悪行と認定してくれるかどうかも怪しくなりました。
そこで閃いた6号はスノウのパンツをずばっと下ろしたのです。
予想外すぎるセクハラにスノウがショックを受けて「うるさい4ね」ボットになってしまいましたが、悪行ポイントの加算には成功しました。
さっそく転送してもらった対物ライフルでゴーレムを処理すると、遠距離の不利を悟った魔王軍が王城に飛んできます。
地のガダルカンドが空を飛んでもいいんです、べつに。
炎魔術を駆使する『火』のハイネと比べて、物理で殴るだけなのでどの辺が『地』なのかいまいちわかりません。
ガダルカンドは「対物ライフルは連射ができない」という弱点を一瞬で見抜き、接近戦に持ち込もうとします。
あっ、『地』じゃなくて『知』だったようです!
知将ガダルカンドに追いつめられた6号は悪行ポイントを借金して、チェーンソーみたいなSF武器を転送してもらいました。
そして、戦闘服をフルパワーにして、敵を切り刻みます。
もうほんとにミンチに刻むので、流血描写だらけですが、人間が血を流しているわけではないのでレーティング的にはセーフです。
ガダルカンドは見た目もあからさまにクリーチャーなので、セーフです。
ですが、ハイネは見た目が人間っぽいので、残虐描写回避を理由に見逃されました(笑)
スプラッター劇に怯えたハイネは戦意を喪失し「1か月の停戦」に合意して撤兵していきました。
1か月あれば転送装置を組み立てられるので、そうなればいくらでも戦闘員を派遣してもらえるとの判断でしょう。
ふたたび王国の危機を救った6号は王女やスノウに頼み込まれて、また隊長に戻るのでした。
めでたしめでたし。
【感想】
いい最終回でした!
空気を読めないせいで刻まれてしまったガダルカンドさんに哀悼の意を表明したいと思います。
以上です。