『ものがたりいちば』

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映画「イントゥ・ザ・シー」の感想 『実話』『遭難』とくればハズレるわけがない

2014年アメリカ映画
監督:ブライアン・フォーク
主演:ギャレット・ディラハント

 

 

 

序盤のかんたんなあらすじ


1942年1月。
日本軍による真珠湾攻撃への報復攻撃をするために太平洋に出動した米海軍空母エンタープライズは、日本艦隊の動きを察知するために偵察機を飛ばした。


ディクソン機長と2人のクルーが乗った偵察機は現在地を見失い、空母との無線も途絶してしまう。
やがて機体が燃料切れを起こしたためディクソンは海面への着水を決意する。


乗りこんだボートは3人でぎゅうぎゅう詰めという小ささ。
食糧も水もなく、わずかな道具類だけで広大な太平洋に放り出された兵士たちは生き残ることができるのだろうか……?

 

 

―――ネタバレ注意!―――

 

 

 

やっぱりサメか度☆☆☆☆☆


『海』『遭難』ときたら誰もが期待するのがサメですね。
しかも舞台は南太平洋、サメしかいません(誇張)


製作者もそれはわかっているのか、最初のサメ匂わせにジョーズのテーマっぽい音楽を当てるという遊び心を見せてくれました。


意外だったのはサメに襲われる前にサメを食べてしまったことです。
そっちが食うんかよw
実話とはっきり言いきっているので脚色じゃないんでしょうけど。


サメのみなさんの暴れぶりがおとなしかったり、地味な展開が多かったですけど、実話だからしょうがないと思います。

 

 

日焼けに注意しろ!度☆☆☆☆☆


小さなゴムボートにろくな道具なし、というのは遭難状況として最悪に近いでしょう。
そんななか34日に及ぶ漂流を3人とも生き残ったのは3人が持てる知識を振り絞ったからだと思います。


ディクソン機長が2人に服を着るように指示していましたが、これは日焼けによる体力の消耗を抑えるためでしょう。
海図を作っておおよその位置を割り出し、わずかな道具からシーアンカーを作って舵を取ったことも知識なしではできません。


わたしだったらその辺をぐるぐる漂って終了していました……。
と言ってもおもな生存理由は小さなナイフでサメを獲ってしまうタフガイがいたことだと思いますけど(笑)

 

 

いっしょに遭難するなら人格者がいい度☆☆☆☆☆


アマゾンビデオの紹介文は失礼だと思います!
一部引用します。


3人の男たちは暗い海の小さなボートの中で、争っていた。


いやいやいや、ぜんぜん争ってないでしょ!
最初から最後まで水も食糧も分けあっていたし、お互い励ましあっていました。


とくに機長が操縦中の居眠りを告白したときなんて、部下の2人はそれを許したんですから。
しいて言うなら機長が自分だけ靴をキープしたことに文句を言ってましたけど(笑)


もし遭難するなら冷静で前向き、知識豊富な人格者としたいものですね~。
そもそもしたくないですけど!