『ものがたりいちば』

映画観賞歴5000本以上なりに映画ドラマアニメの感想を書いてます。ゲーム関連はhttps://zwigani.comに移転中です。

金曜ロードSHOW! 映画「カイジ ファイナルゲーム」の感想

2020年日本映画
監督:佐藤東弥
主演:藤原竜也

金曜ロードSHOWで観ました!

 

 

序盤のかんたんなあらすじ


派遣会社で働くカイジは帝愛の地下で強制労働させられていた時代の同僚だったハンチョウと再会して、金儲けを持ちかけられる。


約10億円か極秘情報を得られる『バベルの塔』というゲームに参加し、見事勝利したカイジだが、金ではなく極秘情報を選択する。


その極秘情報を知るために訪れた邸宅でカイジは東郷という大金持ちと出会う。
東郷曰く、日本政府は国がかかえる莫大な借金を、国民の預金を封鎖して没収することで相殺しようとしているのだ。


その情報を知る一部のエリートは資産を逃がして助かるが、一般国民は全員無一文になってしまう。
東郷はこれを止めるための資金を得るために、500億円という巨額を賭けた勝負に出ようとしていた。


そのためにバベルを突破した強運と金よりも情報を選んだ野心の持ち主であるカイジの協力を得たかったのだ。
カイジたちは500億円と日本国民の命運をかけた『最後の審判』というゲームに挑むのだった……。

 

 

――ネタバレ注意!――

 

 

 

カットが大胆すぎてわけわからん度☆☆☆☆☆


ノーカット版を観ていないので詳しいことはわかりませんが、『最後の審判』のための事前準備のシーンがごっそりカットされていたと思われます。


金を集めたり、支援者を説得して仲間に引き入れたりするシーンがなかったので、いざ本番で黒崎の切り崩しにあった支援者たちにつぎつぎと裏切られる展開がまったく無意味になってしまいました。


だれが仲間か知らないのにいきなり裏切られてるところを見てもなんとも思いません(笑)

 

 

帝愛バカすぎ度☆☆☆☆☆


劣勢に陥ったカイジが挑む『ドリームジャンプ』のシーンでは、絶対に外部の侵入を許してはならないはずの当たり番号の変更システムをかんたんにいじれてしまいました。


バっカじゃね~~~の!?


カイジがドヤ顔でトリックを説明していましたが、そういうレベルの問題じゃないから(笑)
時計の針を早めるトリックにしても、カイジ側の人間にかんたんに重要施設に入られてしまっています。


巨大グループ帝愛のセキュリティどうなってんの(笑)
そもそも『ドリームジャンプ』も閉鎖しとけばよかったのにw
90億の損失を出した責任者は焼き土下座確定ですねw

 

 

展開苦しい度☆☆☆☆☆


カイジに動機もリスクもなさすぎてまったくハラハラしません。
もともと預金のないカイジ預金封鎖されてもぜんぜん困らないし、500億円もカイジのじゃなくて東郷の金です。


カイジには勝負に挑む動機もリスクもありません。
まあ動機は、日本国民を救うためなんでしょうけど。


カイジが?(笑)


あとこれもカットされていたせいかも知れませんが、印刷局に手をまわして味方につけるとか、カイジはいつの間にそんな大物になっていたんでしょうか(笑)

 

過去作のオマージュや登場人物が再登場してたっぽいので、シリーズのファンは楽しめたんですかね……?
カットされすぎていてわたしはなにがなにやらぜんぜんわかりませんでした!