アマゾンプライムオリジナルビデオです。
目次です。好きなところから読めます。
過去編
脱走
プログラム参加から3週目に入ったウォルターはシュライアと外に飲みに行く相談をしています。
前回、『ホームカミング』側が兵士たちを外に出さないように仕向けているとシュライアが疑っていたので、それが思いこみにすぎないとわからせるためです。
受付で職員に外出したいと伝えると、その職員は「書類が必要だから取ってくる」と言って奥に下がりましたが、書類を取りに行ったのではなくだれかに電話で報告しています。
職員のこの動きで施設が自分を外に出すつもりはなく、このプログラムを陰謀だと確信したシュライアは受付から車のカギをかっぱらって駐車場に走りました。
驚いたウォルターが後を追いかけると、シュライアはすでに車に乗りこんでエンジンをかけていました。
迷ったものの、すこしシュライアの話を信じかけていたウォルターは車に乗りました。
2人の乗った車は走り続けましたが、夜になっても民家1つ見かけません。
日本人のわたしからすると何時間も車を走らせて人っ子1人すれ違わず、建物が1つも見当たらないなんてことは異常事態ですが、アメリカ人にとって大した問題じゃないようで、2人はそこを気にしていません。
アメリカ広すぎんだけどマジでw
シュライアは軍がアリゾナに作った、北アフリカの村そっくりの演習場のことを持ちだします。
軍は植物からなにまですべてを現地とまったく同じに作り上げ、なんと空気の匂いすら再現してしまったそうです。
これもその演習と同じでフロリダそっくりに作り上げた、と予想しています。
追い越していった車のナンバープレートにフロリダと書いてあるのを見てもシュライアの考えは変わりません。
やがて車はあるコミュニティにつきました。
夜なのにどの建物にも明かりがついておらず真っ暗で、ゴーストタウンのようです。
シュライアが商店のドアに手をかけると急に辺りの電灯がついて、だれかがこちらに向かってきます。
警備員のような服を着て銃を持っていたので、シュライアは施設の追手だと思って組み伏せました。
ところがその警備員は老人で銃だと思ったものはただの懐中電灯でした。
じつはそのコミュニティは老人しか住んでいないので夜が早く、みんなもう寝ていただけだったのです。
可視化
老人と話して陰謀論から目が覚めたシュライアはウォルターとともにホームカミングに帰りました。
すべて自分の思いこみだとわかってシュライアはこれまでになく幸せそうだった、とウォルターはハイディに語ります。
サスペンススリラードラマなんだから思いこみではないんですけどねw
ハイディはさすがにウォルターを心配しますが、ウォルターもニコニコ笑顔で上機嫌でした。
シュライアの影響ですこし不安になっていたので、モヤモヤが解消されたからでしょう。
ハイディが自宅に帰ると恋人のアンソニーが家出の荷造りをしています。
理由はハイディが仕事ばかりで自分にかまってくれないからです。
じつは引き止めてほしい(笑)アンソニーが「ぼくたちの関係はなんなんだ?」と聞くとハイディから「惰性」という身も蓋もない返事が返ってきました。
とても恋人同士の話し合いの雰囲気ではありません。
納得できずにもっと話し合いたがるアンソニーでしたが、ハイディは「とっとと出ていって」と冷たくあしらうと庭に出て上司のコリンに仕事の電話をかけました。
今回のシュライアたちの件で相談するためです。
コリンは「問題を起こしたシュライアをプログラムから外して家に帰らせろ」と命じます。
国防総省にはいいサンプルデータだけ報告したいから、ケチのつけられそうな者は外せというわけです。
しかしハイディは急に投薬をやめるとどんな問題が起こるかわからないと危惧して反対しますが、コリンはぜんぜん聞く耳を持ちません。
それどころかシュライアといっしょに脱走したウォルターも外せと要求してきたのです。
ハイディはウォルターの協力的な姿勢を気に入っているのでなんとかコリンを説得するために「コリンならプログラムの有用性を可視化できるデータが取れる」と言いました。
問題を起こすほど精神的に落ちこんでいる者をそこから立ち直らせることができる、というアピールになるという主張です。
この考えをコリンは気に入ったようで、ウォルターの退所は撤回されました。
困難な説得を終えて家を振り返ると、まだアンソニーがいました。
まだいんのかよ……みたいなため息をハイディはつくのでした。
現在編
どこかのバーでハイディは元カレのアンソニーと再会しました。
じつはまだハイディに未練たっぷりのアンソニーは呼び出されてうきうきしていますが、ハイディはアンソニー本人には興味ありません(笑)
あれだけ冷たく捨てられたのに復縁を期待できるアンソニーのタフな精神力には驚かされます(笑)
ハイディは前回の母親との会話で自分の記憶に違和感を感じたため、当時の自分をよく知るアンソニーに話を聞きたかったのです。
すぐにそのことを察したアンソニーは拗ねます(笑)
それでも当時のことを話してくれますが、ハイディはほとんど覚えていません。
ホームカミングでなんの仕事をしていたのか、アンソニーとどんな暮らしをしていたのか、それどころか上司の名前がコリンということすら忘れていました。
やはりハイディは記憶を操作されていたのです。
いっぽう国防総省の苦情調査員トーマスは、ハイディに関する資料を調べています。
前回調査の打ち切りを指示されたはずですが、デカい手柄をあげるために勝手に調査を続行しているようです。
膨大な資料の中からハイディのファイルを発見し、目を通すと、ハイディの退職日とウォルターの退所日が同じことに気づきました。
ウォルターの退所理由は『暴行』、そしてハイディの退職理由は『入院』でした。
なにがあったかわかりませんが『ウォルターがハイディを病院送りにした』と読み取れと製作サイドが言っていることはわかりました(笑)
これはサスペンススリラーなので、むしろその線はわたしの想定から消えることになります(笑)
ハイディを病院送りになるほど暴行した何者からハイディを守ろうとしてウォルターは暴力をふるった、という線が濃厚だと思います。
始まりは退屈でしたがだんだんおもしろくなってきました!