『ものがたりいちば』

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アニメ「呪術廻戦」シーズン1の11話の感想

ネタバレあります!ご注意を!

 


七海とツギハギ人間真人のバトルは続行中です。
前回18時を越えたとたんに七海が本気を出したのは、サービス残業にキレたからではありませんでした!(そりゃそうだろ……)
じつは七海は時間外労働にならないと本気を出せないという制約をかけているらしいです。


このご時世に自らサビ残を課す……マゾかな?
いや、そうではありません。
七海は登場したときに「社会に出て労働はクソだとわかりました」と熱弁していたので、本人は言いませんがブラック企業サビ残させられまくったのでしょう。

 

何話か前で五条さんが呪力は感情の強さによって左右される、と言っていました。
社会人時代の七海は定時を越えてサビ残に突入するたびに、強い怒りを感じていたことでしょう。
その経験を利用して、怒りを呪力に変換するためにわざと変な制約をかけたのです、たぶん。


だったら真人との戦闘を18時越えてから始めりゃよかったんじゃないの……?
ダメダメ!
それはサボりです。
サボったあげく自分の意思で残ったらそれは真のサービス残業ではありません。
あくまで他人に時間を拘束されなきゃ、能力を発動できないのです、たぶん。

 

本気を出した七海はすさまじい力で真人に強力な一撃を浴びせますが、すぐ帰っちゃいました。
え?
トドメとかお刺しにならないのですか……?


理由はすぐにわかりました。本気を出すまえに腹部に傷を負っていたのです。
真人の足を切断したとはいえ、敵は特級。そんなものすぐに再生されてしまうでしょう。
長引けば不利、と悟った冷静な判断ですね。

 

いっぽう虎杖は吉野に映画館でなにか見たか?と問うのですが、吉野に否定されたらすぐに疑うのをやめました。
虎杖はのうき、じゃなくて単純ですね。


2人はミミズ人間というクソ映画シリーズの話で意気投合します。マイナーなものをお互い好きだとわかると急に親近感わきますからね。
そこに吉野の母(若々しくて美人。おまけに話もわかる)が通りかかります。
友だちなんて今まで1人もいなかった息子に友だちができそうなのでうれしくなったのでしょう、吉野ママは虎杖を夕食に誘いました。

 

考えてみれば吉野が負の感情にまみれていたのも、イジメられていたということだけではありません。
吉野の人や世界を見る目が、まず負の側面からしか見てなかったからでしょう。
虎杖のように裏表のない人間と友だちになれば、ワンチャン闇落ち回避ルートもあったかもしれないですね。
まあ、ないんですけど……。

 

その夜、吉野ママは呪霊に惨殺されてしまいました。美人ママ……どうして……。
何者かが吉野家に置いたスクナの指が呪霊を呼び寄せたからです。
真人にそそのかされた吉野はあっというまに闇落ちしてしまいました。
高校に乗りこみ、自分をイジメていたやつに呪術をかけました。
そこに、虎杖が駆けつけたのでした。


急にダークネスな展開がきて盛り上がってまいりました。
吉野ママ……。
つづきはよ!