・序盤のかんたんなあらすじ
八丈島に暮らすシングルマザーのかおりは、高校入学を控えた娘双葉の反抗期に困らされ、イラついている。
ある日偶然双葉がキャラものを卒業したと聞いて、画期的な嫌がらせを思いつく。
それはキャラ弁を作ることだ。
翌朝から毎日凝ったキャラ弁を持たせるようになった。
案の定双葉は嫌がるのだが、残したら負けと意地でも完食してくる。
母と娘の3年間の戦いの幕が開けたのだった……。
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皿くらい洗え度☆☆☆☆☆
かおりは日中はお菓子工場(?)で働き、夜は居酒屋でパートをします。
家では内職まで抱えており、さらに早朝に起きてキャラ弁を作ることになります。
働きすぎw
そりゃ皿くらい洗ってほしいよなぁ……。
まあ洗いませんけど。
シンクに持っていくだけです。
もうちょっとなんかやれよ娘(笑)。
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脚色度☆☆☆☆☆
いちおう原作がありますけど、たぶん実話をもとにしてません。
キャラ弁ブログという題材だけを使った形でしょう。
とくに後半かおりが倒れるあたりは脚色臭がすごかったです。
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手堅い度☆☆☆☆☆
佐藤隆太演じるシングルファザーのくだりはちょっと尺稼ぎ感ありましたけど、それ以外は「母」と「娘」の関係性の変化に絞ったよくまとまった話だと思います。
後半になるとこれでもかと泣かせのBGMが流れまくるのはちょっと興覚めでしたけど、特殊なメタ演出などを駆使して飽きさせない工夫がありました。
さすがに弁当の話だけ100分以上やると飽きますからね……。
ただ、娘の性格はちょっと気にくわなかったですね~。
「なにをやっても無駄なんだ!どうせいつか死ぬんだ!」
などと、いっちょまえに虚無ってましたけど、べつにおまえは大した努力してないだろ!
3年間弁当食ってただけじゃねーかw
あまりにも弁当食ってただけの高校生活なので、面接のときもアピールできる自己がぜんぜんなかったです。
あれでよく入社できたなー(笑)。
かおりがあまりにもスーパーママすぎて、双葉のダメ娘感が強調されすぎていましたが、手堅いコメディだと思いました!