2020年アメリカ映画。SF。
監督、主演:ジョージ・クルーニー
・序盤のかんたんなあらすじ
人類はなんらかの過ちを犯し、地球を放射能汚染してしまった。
生き残った人類は地球を脱出することにしたのだが、末期がんに侵されたオーガスティンという男だけは北極基地に残った。
地球最後の人類となったオーガスティンは、しかし、最後の人類ではなかった。
なんと基地内に小さな女の子が紛れ込んでいたのだ。
オーガスティンは移住候補の惑星K23の調査から帰還中の宇宙船にコンタクトを取ろうとするが、応答がない。
いっぽう宇宙船のほうでも地球とコンタクトが取れず、地球の現状を把握できないクルーたちは混乱していた。
放射能汚染が基地に迫るなか、オーガスティンはより強い電波を出せる天文基地に移動することを決意する。
謎の女の子をつれてオーガスティンは極寒の大地に足を踏み出すのだった。
――ネタバレ注意!――
なにが起こったのか教えてほしい度☆☆☆☆☆
結局なにがあったんですかー!?
どこかのモンキー集団が核戦争やっちゃったんですか!?
隕石でも降ってきたんですか!?
でも隕石はないですね。
もし大量絶滅するくらいの隕石ならさすがにNASAが何年も前から観測してるでしょうし。
生き残ったのこの2人だけじゃね?度☆☆☆☆★
冒頭のシーンでヘリで移動する生存者が描かれますが、その人たちが宇宙船で脱出した描写はありません。
放射能汚染の速度はオーガスティンの想定を超えているようでしたし、帰還船も他の宇宙船と通信できていませんでした。
おそらく「なんらかの過ち」の時点で人類の大半は死滅し、ごく少数の生き残りも移動中に放射能にやられた可能性が高いと思います。
つまりオーガスティンと帰還船のクルーが最後の人類だったのでは……。
アイリスと船長の2人――いや3人が人類最後の希望となってしまうんですね。
確定ではありませんけど。
楽観的なラストが好きなひとは他の人々も脱出できたと受け取ればいいですし、絶望エンドが好きなひとはほぼ全滅ルートに受け取ればいいですし、なかなか自由度の高いエンディングですね。
幼いアイリスの美少女度☆☆☆☆☆
いったいどっから探してくるんですか、こういう美少女?
不愛想なおっちゃんにじょじょになついていく過程もかわいいですね~。
ふとんを持ち込んで同じ部屋で寝ようとして、一回追い出されたのにもう一回来るとこなんかやべえでしょ!
まあ、結局オーガスティンの妄想だったんですけど。
たぶん娘のアイリスといっしょに過ごせなかったので、もし過ごせていたらこんなこと経験したかったなぁ……という願望の表れだと思います。
地球最後の男が娘と最初で最後の交信をする、というエンドがすごくよかったです!
アイリスと船長K23でがんばってーーー!