『ものがたりいちば』

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映画「スパイダーマン: スパイダーバース」の感想


2018年アメリカ映画。長編アニメ。
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン

 

 

・序盤のかんたんなあらすじ
NY在住の高校生マイケルは放射性のクモに噛まれたことで第二のスパイダーマンになってしまう。


マイケルは、偶然放射性のクモに噛まれたスパイダーマンことピーター・パーカーがキングピンに殺される場面に立ち会ってしまい、死にゆくピーターから加速器を破壊するように託される。


加速器を破壊しなければ多元宇宙がつながり、ブラックホールが発生してみんなが死んでしまう……。


1日前までただの高校生だったマイケルは戸惑うのだが、彼の前に放射性のクモに噛まれたスパイダーマンが現れる。


なんと放射性のクモに噛まれたスパイダーマンはマイケルとピーターだけではなかった。


マイケルを含めて全部で6人の放射性のクモに噛まれたスパイダーマンが同じ次元に呼び寄せられていたのだ!


他の次元から来た仲間とともに、マイケルは加速器の破壊に乗り出すのだった。

 

――ネタバレ注意!――

 

 

ヒーローは困っているひとを見たら迷わず助けるものだ度☆☆☆☆☆
個人的に本作でいちばんぐっと来たのは、スパイダーマンたちの出会いのシーンです。


別次元から来たスパイダーマンたちは基本的に家、というか元の次元に帰りたがっているのですが、それでもだれかがこの次元に残って加速器を破壊しなければならないとわかったとき、全員「自分が残る!」と即答しました。


別次元に残れば死ぬとわかっているのに……。
これだよなぁ……ヒーローって……。


あのシーンだけでもうおなかいっぱいです!

 

 

やっぱ実写じゃなくてもよくね?度☆☆☆☆☆
近年「アベンジャーズ」シリーズのマーベルシネマティックユニバースがメガヒットしていることもあって、実写スーパーヒーローものが毎年何本も何本もアホみたいに公開されていますが、この映画は唯一無二と言えましょう。


コミックから始まりアニメになり、CG技術の発展で実写に進出したヒーローものですけど、やっぱアニメならではの表現があるんですね~。

 

 

最後にわざわざテーマを教えてくれる親切度☆☆☆☆☆
血の巡りの悪いわたしのような視聴者にもわかるように、テーマを教えてくれました。
メッセージをダイレクトに伝えるというのは、ふつうクリエイターはやりたがらないものなんですけどね。


こういうことですよね?
放射性のクモに噛まれたのは1人じゃないよ!

 

……で、放射性のクモって結局なんだよw